美国Rambus与德国英飞凌科技(Infineon Technologies AG)围绕高速存储技术的专利诉讼历时4年半终于有了结果。尽管与韩国海力士半导体等公司的诉讼还没有结束,但在与Rambus的专利诉讼中英飞凌公司一马当先,一直坚持全面抵抗,所以此次签署授权合同意味着问题的解决已告一段落。
Rambus最早提起专利诉讼还要追溯到2000年1月份。当时被起诉的是日立制作所,其时正值日立与NEC合并DRAM业务成立NEC日立存储器(即现在的Elpida存储器)公司。Rambus认为日立销售的同步DRAM与DDR模式同步DRAM,以及这些存储器端口配备的微控制器等侵害了其专利。许多技术人员都认为该公司主张被侵害的专利属于“强力基本专利”,这同时也触动了其他公司的神经。被喻为“产业之本”的存储器出现专利争端,自然也引起了整个电子业界的关注。特别是连使用日立制作所同步DRAM的设备制造商世嘉娱乐也被作为诉讼对象,使得局势进一步扩大。与日立制作所的诉讼尽管在半年内达成了和解,但就知识产权的重要性问题,这一事件可以说又给日本产业界上了一课。
随后就爆发了与英飞凌、美国Micron技术公司、海力士公司的诉讼,战火扩大到了全球。在存储器业界,基本上都是先缔结专利方面的授权、然后再依靠产品的量产技术来决一胜负的,但Rambus却独树一帜,以技术授权为支柱,自身并不从事制造活动。经常听到有人抨击Rambus“只凭大脑构思来决定成败也太会打如意算盘了”。但随着数字家电对存储器业界的影响越来越大,在一味追求高速化与节电的过程中,这种构思的重要性就越来越明显了。
而Rambus也并非仅仅坐享于过去的发明。现在仍在利用其他公司提供的专利使用费来继续进行技术开发。下一代微处理器“Cell”使用的端口就是Rambus的技术。英飞凌通过此次签约不仅支付了现有存储器的授权费用,同时也获得了Rambus现在以及将来所拥有专利技术的使用权。对该公司来说,这也许是一场购买Rambus未来前景的和解。 |
米Rambus Inc.とドイツInfineon Technologies AGの高速メモリ技術を巡る特許訴訟が,提訴から約4年半を経て終結しました。まだ韓国Hynix Semiconductor Inc.などとの訴訟が終わったわけではありませんが,Infineon社はRambus社との特許訴訟で先頭に立って徹底抗戦を続けてきただけに,今回のライセンス契約締結によって一応の決着をみたといえそうです。
Rambus社が特許訴訟を最初に起こしたのは2000年1月にさかのぼります。訴えられたのは日立製作所で,当時NECとDRAM事業を統合してNEC日立メモリ(現在のエルピーダメモリ)を設立したばかり。日立が販売するシンクロナスDRAMやDDRモード付きシンクロナスDRAM,これらのメモリ用インタフェースを備えたマイコンなどが特許を侵害しているというのがRambus社の主張でした。同社が侵害対象とした特許は「強力な基本特許」と認識する技術者が多く,他のメモリ・メーカーにも緊張が走ったことを覚えています。「産業の米」とも表現されたメモリにおける特許係争に,エレクトロニクス業界全体がこの訴訟を注目しました。特に,日立製作所のシンクロナスDRAMを採用していた機器メーカーのセガ・エンタープライゼスまで訴訟の対象になったことで波紋が広がりました。日立製作所との一件は,訴訟から半年で和解に至ったのですが,日本の産業界に知的財産権の重要性を再認識させた事件だったといえます。
その後,Infineon社,米Micron Technology, Inc.,Hynix社との訴訟が勃発,戦火が世界に広がっていきました。特許に関してはクロスライセンスを締結し,製品の量産技術で勝負することがほとんどだったメモリ業界において,技術ライセンスを柱に据え,製造を手掛けないRambus社は当時から異色の存在。「アイデアだけで勝負するのは虫がよすぎる」というRambusバッシングの声もよく聞きました。しかしメモリ業界においてデジタル家電の存在感が増し,高速化や低消費電力を徹底的に突き詰める中で,このアイデアの重要性がますます高まっているように思います。
そしてRambus社は一度の発明によって満足する「一発屋」ではありません。他社から得た特許使用料を元手に,いまだに技術開発を継続します。次世代マイクロプロセサ「Cell」で採用されたインタフェースもRambus社の技術です。Infineon社は今回の契約で現行メモリに関するライセンス料を支払うことになりますが,同時にRambus社が保有する現在および将来の特許技術を使う権利も手に入れます。同社にとってはRambus社の将来性を買っての和解だったのかもしれません。 |