西尼罗河病毒是通过带病毒的蚊子叮咬而传染给人的,但感染者不会对其他人进行二次感染,叮咬过感染者的蚊子再叮咬其他人也不会造成传染。但如果蚊子叮咬了感染西尼罗河病毒的鸟后,就会带上病毒,再叮咬人或其他鸟时就会传染。
造成这种区别的原因是:病毒在鸟和人的体内增殖程度完全不同。日本国立传染病研究所病毒第一部的高碕智彦认为,西尼罗河病毒在人类血液中平均每mL只有100~1000左右。蚊子每次吸取的血量大约为2μL,因此叮咬过西尼罗河病毒感染者后,蚊子“采集”到的病毒数仅有0.2~2个。由于这个原因,尽管理论上还不能忽略不计,但以蚊子为媒介由人传染给人的情况是不可能发生的。
但另一方面,在感染了病毒的鸟的血液中,每mL却可以繁殖到100万~1亿。叮咬感染病毒的鸟后,蚊子可以得到2000~20万个病毒。因此,叮咬过鸟的蚊子可以很容易地传染给其他鸟或人类。
带有西尼罗河病毒的蚊子躲进飞机内,即便有人不幸被它叮咬,感染者也仅限于乘客和乘务员。但如果这只蚊子在着陆后仍然活着,从飞机里逃出去叮咬其他鸟的话,着陆地就有可能成为西尼罗河病毒新的传染地区。
1999年登陆美国的西尼罗河病毒株与1998年在以色列分离出来的病毒株极为相近。尽管不清楚是自然原因还是人为原因造成的,但不能否认病毒是以某种方式从以色列转移到美国的。 |
西ナイル熱ウイルスはウイルスを持った蚊に刺されることで人間に感染するが、感染者から別の人への2次感染や、感染者を刺した蚊がほかの人を刺しても感染しないとされる。ところが、蚊が西ナイル熱ウイルスに感染した鳥を刺すと、刺した蚊はウイルスを保有し、人間や別の鳥を刺すことで感染を広げていく。 この違いは、鳥と人で体内におけるウイルスの増殖量がまったく異なることによる。国立感染症研究所ウイルス第一部の高碕智彦氏によると、西ナイル熱ウイルスは、人間の血液中では1mL当たり100~1000程度にとどまるという。蚊が1回に吸う血液量はおよそ2μLなので、西ナイル熱ウイルスの感染者を刺した蚊が“採取”するウイルス数はわずか0.2~2個にとどまる計算になる。このため、理論的には皆無ではないが、蚊を介して人から人への感染が起きることはまず有り得ない。 一方、感染した鳥の血中では、1mL当たり100万~1億に増殖する。感染鳥を刺した蚊は2000~20万ものウイルスを保有することになる。このため、鳥を刺した蚊は、ほかの鳥や人間を容易に感染させることができる。 西ナイル熱ウイルスを持った蚊が航空機内に紛れ込み、不幸にして誰かを刺しても感染者の発生は搭乗した乗客、乗務員に限られる。しかし、もしその蚊が到着地で生きたまま、機内から脱出して鳥を刺せば、到着地は西ナイル熱の新たな感染地と化す危険性が生じることになる。1999年に米国に上陸した西ナイル熱ウイルス株は、1998年にイスラエルで分離された株に極めて近いという。自然要因か人為的な原因かは不明だが、イスラエルから米国へ何らかの形でウイルスが移動した可能性は否定できないことになる。 |