ヤンバルクイナ近縁の新種、フィリピンで発見
作者:
汉拿锡 | 来源:
朝日新闻 | 更新:2004/8/20 18:17:00 | 点击:
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沖縄本島固有のヤンバルクイナに極めて近縁の新種のクイナを、フィリピンのカラヤン島で、同国と英国の合同調査隊が発見。「カラヤンクイナ」と名付けた。
同島はルソン島の北約80キロにあり、面積は約200平方キロ。島民はこの鳥を「ピディング」と呼んできたが、1904年以来100年間、島に鳥類専門家が来ず、新種とはわからなかった。
ヤンバルクイナ(体長約35センチ)と形態的特徴はよく似るが一回り小さく、ほとんど飛べない点は同様。全身が暗緑褐色で、くちばしと脚は赤い。
尾崎清明・山階鳥類研究所標識研究室長によると、同島はルソン島とは生物構成が大きく異なる一方で、1千キロも離れた沖縄とは、リュウキュウコノハズクなど、鳥やコウモリの共通種が生息している。
かつて広く分布した生物種の子孫が、天敵の進出を免れた小さな島でだけ生き残った可能性がある。
「今回の発見で、琉球列島とカラヤン島の関連がより深いことがはっきりした。ヤンバルクイナの進化を考えるうえでも重要な発見」と尾崎さん。
(08/19 20:21) | |
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