第62回ベネチア国際映画祭の授賞式が最終日の10日夜(日本時間11日未明)、イタリアのベネチアで開かれ、コンペティション部門の最高賞である金獅子賞にアン・リー監督のカナダ映画「ブロークバック・マウンテン」が選ばれた。
◇北野監督、受賞逃す
日本から出品していた北野武監督の「TAKESHIS’(タケシズ)」は受賞を逃した。
「ブロークバック・マウンテン」は1960-80年代の米国を舞台に、愛し合う二人の男性が保守的な社会の現実に直面していく物語。
俳優でもあるジョージ・クルーニー監督の「グッドナイト&グッドラック」が最優秀男優賞(デビッド・ストラザーン)とオゼッラ賞(脚本賞)を受賞した。
他の主な賞は次の通り。
監督賞(銀獅子賞)=フィリップ・ガレル「エブリデー・ラバーズ」▽審査員大賞=「マリア」(アベル・フェラーラ監督)▽最優秀女優賞=ジョバンナ・メッツォジョルノ「ドント・テル」(ベネチア共同)
毎日新聞 2005年9月11日 8時28分 (最終更新時間 9月11日 9時52分)