女優の安達祐実(24)と、お笑いコンビ「スピードワゴン」の井戸田潤(32)が14日、電撃結婚した。2人は都内のホテルで記者会見し、妊娠2カ月の“できちゃった婚”を発表。交際5カ月のスピード婚を象徴するように、婚約指輪も会見直前の控室で渡すドタバタぶり。自らの誕生日に婚姻届を出した安達は「結婚すべき人と出会った」、井戸田も「全力で守る」と語り、自慢のギャグ同様に“あま~い”会見となった。
婚姻届は井戸田が午前中に提出し、安達と2人そろって午後1時から会見に臨んだ。
安達の左手薬指に光るリングに報道陣から質問が及ぶと、井戸田は「ティファニーの0・4カラットのダイヤ。金額?番組出演時のギャラの半年分以上」と苦笑い。そして「いつ渡した?」の問いに「先ほど控室で。“あっ!これ”、と言って渡しました」
あまりに寂しすぎる展開にも“新妻”は「甘い言葉はありませんでした。でも(結婚したという)実感がわいてきます」とニッコリ。かつて「同情するならカネをくれ!」の名セリフで知られた安達も、いまは「彼さえいれば」といった心境のようだ。
出会いは今年4月。安達がスピードワゴンのファンであることを知った友人が引き合わせる形で交際へ。井戸田はデートのたびに花束を贈ったそうで、「そんな人は初めてだった」(安達)と、ハートを射抜いた。
安達が妊娠に気付いたのは先月下旬。井戸田が喜んでくれたことが「何よりうれしかった。仕事などいろいろあるので悩んだが、大好きな人の子供だから産みたかった」。翌日にプロポーズされたという。
出産予定日は5月。急きょ来月いっぱいで一時休職することになり、スピード婚へのさまざまな意見があることにも「覚悟した上での結婚です」とキッパリ。井戸田も「何か言われても全力で守っていく」と男気をみせた。
今春に交際していた黒田アーサー(44)と別れたことについても触れ、「彼(井戸田)に傷を癒やしてもらおうとしたわけではない。結婚するべき人と出会うと自然にそう思えるんだと実感した。この人となら人生を一緒に乗り越えていける」と堂々。子役時代から変わらぬ愛らしい瞳に、ママになる強さが垣間見えた。
<小沢 相方取られ嫉妬>会見には井戸田の相方、小沢一敬(31)も駆けつけ、即興漫才で祝福した。「潤、安達祐実さんと結婚して不幸な男。こんなきれいな女性に2度とプロポーズできないんだから~」とお決まりの“甘いセリフ”を発すると、井戸田も「あま~い!」と得意のリアクション。さらに、小沢は「独りぼっちになって寂しい。同情するなら女性を紹介してください」と安達のドラマの決めぜりふまで引用し、取材陣を笑わせた。
◆井戸田 潤(いとだ・じゅん)本名同じ。1972年(昭47)12月13日、愛知県生まれ。98年、小沢一敬と「スピードワゴン」結成。「M-1グランプリ」で03、04年に決勝進出。ハスキーボイスでボケる小沢に、井戸田が「あま~い!」と突っ込むリアクションで人気。1メートル66。血液型B。