脳梗塞(こうそく)の疑いで入院している三遊亭円楽(72)が司会を務める日本テレビの番組「笑点」(日曜後5・30)の公開収録が15日、都内で行われた。円楽の入院後初の収録となり、司会は23日放送分を桂歌丸(69)が、30日放送分を三遊亭楽太郎(55)が務めた。
関係者によると、冒頭で歌丸が「円楽さんは長年の疲れが出て休んでいます」と報告。収録の最後でも「病状は大したことがないそうです。番組も円楽さんも応援してください」と話した。
司会の2人は「この席は眠くなる」(歌丸)、「権力を持った気がする」(楽太郎)などと、円楽の留守を逆手にとって笑いに。他のメンバーも通常通りに盛り上げた。 なごやかに進んだ収録とは対照的に、局側はマスコミの会場取材をシャットアウトするなどピリピリムードを漂わせた。
一方、関係者によると、都内の病院に入院中の司会者をスタッフや親しい知人らが14日夜、見舞った。円楽は思いのほか元気な様子だったといい「あたしゃ、至ってデリケートですからね、ガハハ」と大笑いし、周囲を安心させた。精密検査や治療を行い、早ければ2~3週間で退院できる見通しだ。