俳優の小西博之(46)と離婚調停中の妻・香さん(42)が、31日放送の日本テレビの番組で「子供を守るために調停を起こした。誠意をもって対応してほしい」と心情を吐露した。香さんによると、小西は昨年1月の家族会議で「好きな人ができた」と涙を浮かべて土下座したという。一方、小西の所属事務所は女性問題などについて「事実無根」と否定した。
香さんは日本テレビ「ザ・ワイド」の取材に応じ、同番組がコメントを紹介する形で放送した。
夫妻は小西が家を出る形で98年1月から別居。香さんは「家を出ていく数日前に口座から400万円引き出された」と主張。「(別居を始めた)7年前から生活が苦しい。電気や水道が止まり(2人の)子供たちに、おばあちゃんや友達の家に行ってと話したこともある」と窮状を訴えた。
昨年1月、家族そろって話し合う機会を持った際、家を出た理由を問いつめられた小西は「好きな人ができたので」と告白。涙を流しながら土下座したという。香さんは「小西が家を出る前年の9月ごろから無言電話が増えていた」と他の女性の存在を示唆。小西が今年2月、腎臓がんで入院した際にも女性が付き添っていたと証言した。
9月上旬に東京家庭裁判所に離婚調停を申し立て、10月14日に第1回調停を終えたばかり。過去にも、生活費などの支払いを求める婚姻費用分担請求の調停を繰り返してきたが、満足な結果は得られなかったという。
香さんは「子供を守るために調停を起こした。あなたの望む通り離婚するので、責任を果たしてほしい」と訴えた。
一方、小西側は所属事務所が31日、女性問題などを否定。「本人も反論したいと思っているだろうが、子供たちへの影響を考えると話すべきではない」と説明。「正式に離婚が成立してからお話ししたい」と、これ以上の泥沼化を避けたい意向をにじませた。
別の小西側の関係者は「小西は養育費などで奥さんの希望をすべて受け入れるつもりだった。なぜ香さんが突然マスコミに話し始めたのか分からない」と困惑したように話した。