12月1日に社名を「モビーダ・ホールディングス」に変更するBBサーブの国枝信吾社長は15日、国内のオンラインゲーム市場が年30%のペースで拡大し、中国・韓国でも急成長するなど有望事業との見方を示し、今後はオンラインゲーム事業に力を入れると語った。BBサーブはソフトバンク系のネット関連企業で、ポータルサイトの運営やネット課金システムの提供などを行っている。
国枝社長は、現在の国内のオンラインゲーム市場が02年の69億円から05年には300億円になり、年30%で成長していると指摘。また、韓国市場では09年に16億ドル(1920億円)、中国でも約13億(1560億円)ドルになるとしている。中韓両国を合わせると、04年の日本国内のゲームソフト市場(3446億円=CESA調べ)に匹敵する。
現在、「オンラインゲーム先進国」の韓国市場では、コアユーザー向けの多人数接続型RPGから、パズルゲームなどライトユーザーが手軽に遊べる「カジュアルゲーム」に変化しているという。これを踏まえ、日本で受けている多人数接続型RPGに偏ることなく、多様なオンラインゲームを開発する考えだ。【河村成浩】
BBサーブ
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