米人気俳優トム・クルーズ(43)が“新幹線ジャック”する。今月中旬に行う主演映画「M:i:3」(監督J・J・エイブラムス、7月8日公開)の来日キャンペーンで、東海道新幹線「のぞみ」を貸し切り、ファン150人を招待。特別ダイヤで東京から新大阪まで運行し、車内で交流する前代未聞の“ミッション”を遂行することが決まった。
“M:i:3号”が走るのは、今月21日。来日後に都内で会見やジャパンプレミアを終えたトムが、日本キャンペーンの締めくくりとして開催するビッグイベントだ。
シリーズ1作目「ミッション:インポッシブル」(96年)では、欧州の高速列車ユーロスターがクライマックスシーンで登場するなど、スピードのある乗り物が作品の重要なアイテムとなってきたことから、配給のUIP映画が企画。映画のプロモーションのためにハリウッドスターが新幹線を貸し切るのは前代未聞。ファンサービスを大事にするトムは張り切っているという。
東京発の「のぞみ」1編成をまるごと貸し切り、時刻表にない特別ダイヤで運行。車内では参加者1人1人と写真撮影などを行う予定。新大阪までの走行時間が約2時間半のため、1分ずつくらいは触れ合いたいというトムの希望で、招待客を150人に限定した。
また、これまで東京でのイベントが多かったため、幅広い地域のファンと交流できるよう配慮。東京、新横浜、名古屋の各駅から乗り込むように全国から厳選する。ホームでの混乱を避けるため、招待客にも出発時間など詳細は駅に集合するまで明かさない。情報を漏らさないと約束した人だけが参加できる“極秘ミッション”だ。
招待客は同日夜に大阪市内で行われる試写会にも出席するため、当日の宿泊費、帰りの新幹線料金も含めると、総額約3000万円にもなる超豪華ツアー。“プラチナ切符”に応募が殺到しそうだ。問い合わせはUIP映画=(電)03(3496)6651。
スポーツニッポン 2006年6月1日