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エレベーター事故死、以前からトラブル

    3日夜、東京・港区のマンションで、急上昇したエレベーターに降りようとしていた男子高校生が挟まれ死亡した事故で。このマンションのエレベーターでは段差がついた状態で停止するなど、これまでに少なくとも18件のトラブルが相次いでいたことがわかりました。

 この事故は3日午後7時半頃、港区芝にあるマンションで、都立高校2年の市川大輔さんが自転車を押してエレベーターを降りようとしたところ、突然エレベーターがドアが開いたままの状態で上昇し、市川さんが天井部分とエレベーターの床の間に体を挟まれ死亡したものです。

 マンションを所有する港区によりますと、2003年12月以降、このマンションの2つのエレベーターで段差がついた状態で止まったり、ドアが開かないなどのトラブルが少なくとも18件相次いでいたことがわかりました。

 一方、今年4月からエレベーターの管理を請け負っていた会社はこれまでの点検で問題はなかったとしています。

 「ここ2ヶ月間、エレベーターが正常に運転していたということは、正常な点検をしていたということ」

 警視庁は業務上過失致死の疑いがあるとみて捜査していて、エレベーターの管理会社などから事情を聴く方針です。(04日11:55)

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