【サンクトペテルブルク杉尾直哉】サンクトペテルブルクで始まる主要国(G8)財務相会議を前に、G8議長国ロシアのクドリン財務相とウルフォウィッツ世銀総裁が9日、共同会見し、アフリカの貧困国支援で合意した、と発表した。
ロシアがアフリカ向けの債権2億5000万ドル(約285億円)を免除し、この額を世銀がアフリカで行っているマラリアなどの感染症対策や、電力などのエネルギー供給インフラ整備に充てる。また、中央アジアのマラリア対策でも協力する。
ウルフォウィッツ世銀総裁は、「ロシアは、昨年のG8サミット(グレンイーグルズ・サミット)で合意された最貧国支援を継続して行っている」と高く評価した。
毎日新聞 2006年6月9日 23時34分