山口県和木町の古木哲夫町長は28日午前、防衛施設庁に北原巌男長官を訪ね、在日米軍再編協議で決まった空母艦載機部隊の岩国基地(同県岩国市)への移転について「閣議決定されたことなので、町としては理解する」と容認する考えを伝えた。
古木町長はそのうえで、騒音対策や安全対策を十分に取ることと、政府が検討している基地負担の増える自治体に対する地域振興策について「適切な措置」を講じるよう要請した。
北原長官は「安全対策にも騒音対策にもしっかり取り組みたい。町の考える方向で対応したい」などと応じた。
毎日新聞 2006年6月28日 12時15分