森前総理や武部幹事長は、安倍官房長官や福田元官房長官を中心とする会合が相次いで開かれるなど、総裁選をめぐり加熱気味の党内の動きに自粛を求めました。
「再チャレンジをしようと思う人は全部安倍さんのことを好きになってください、というのでは、それはあまりいいルールではないですね」(森 喜朗 前首相)
「『再チャレンジ議員連盟』(安倍氏中心)、『クローニンの会』(福田氏中心)の動きがある。少し自重してもらいたい」(自民党 武部 勤 幹事長)
森、武部の両氏は講演などで、福田氏と安倍氏を中心とする会合が今週、相次いで開かれたことについてこのように述べ、国会が閉じるまでは総裁選に向けた動きを自粛するよう呼びかけました。
また、武部氏は共謀罪を新設する法案の採決をめぐる民主党小沢代表の対応について、「党利党略のためにやっている」と批判しました。
「(小泉総理は)もう9月に辞めるということもありますし、国会が終わればすぐアメリカへ行くということもありまして、もう国会の審議はどっちでもいいやというような感じになっている」(民主党 小沢一郎 代表)
一方、民主党の小沢代表は講演で、会期延長を否定し、教育基本法の改正案などの重要法案を成立にこだわりをみせない小泉総理の姿勢を批判しました。(03日18:19)