26日発売の米誌ニューズウィーク(国際版)最新号は、世界主要国の中で特に急成長を遂げている都市を「最もホットな10都市」として特集し、人口流入の動きが拡大する米ラスベガスなどとともに「アジアへの出入り口」として成長著しい福岡市を選んだ。
同誌は、独自に入手した国連の調査結果を基に、東京やニューヨークなどの大都市の人口増加率は減速傾向にあり、今後はより小規模な「第2の都市」が次代の発展の中心的存在になると指摘し、地方の都市を中心に「ホットな都市」を選出した。
福岡市については、同市や周辺地域にトヨタ自動車などの大手企業が投資を続けており、九州が「シリコンアイランド」「カーアイランド」と呼ばれていると紹介。
さらに、博多港が扱うコンテナの量が6年前に比べ50%増となっているほか空港も活況でアジアとの橋渡し役として発展していると指摘。豊かな文化・伝統にも恵まれ外国人観光客も急増していると称賛した。
同誌はほかに、雇用環境が良好なドイツ・ミュンヘンや、インド首都圏のベッドタウンとして発展するガジアバードなどを「ホット」とした。(ニューヨーク共同)
毎日新聞 2006年6月26日 10時31分