横田めぐみさんを中心に北朝鮮の拉致問題を描いたドキュメンタリー映画「アブダクション(拉致) 横田めぐみ物語」の国内初の上映会が27日夜、東京都内で開かれた。
映画はめぐみさんの写真や元工作員ら関係者の証言を引用し、失跡から現在までの家族の歩みを追っている。ワシントン在住の夫妻が監督・製作を手掛け、米国やカナダの映画祭で高い評価を受けた。日本での一般公開は未定。
上映会には家族会・救う会関係者や安倍晋三官房長官らが出席。映画を見た横田滋さん(73)は「上手にまとめてくれた。100点満点」。早紀江さん(70)は「なぜこんなに悲しい人生なのかを思い、涙が止まらなかった」と話した。【工藤哲】
毎日新聞 2006年6月28日 10時25分 (最終更新時間 6月28日 11時35分)