ブラジル・サッカー連盟は24日、元同国代表選手でJリーグのジュビロ磐田でもプレーしたドゥンガ氏(42)が代表チームの新監督に決まったと公式サイトで発表した。連盟のテイシェイラ会長が同日、ドゥンガ氏と会談して合意した。同氏に監督、コーチ歴はない。
公式サイトによると、ドゥンガ氏は「選手時代と同じ決意を代表に持ち込みたい。気持ちの激しさとやる気、勝つ意思がなければ、ブラジル代表のユニホームは着られない」と語った。
テイシェイラ会長は「強い気持ちを持った代表監督を求めるファンの願いに、ドゥンガ氏という選択はぴったりだろう」と話した。新監督の初戦は8月16日のノルウェーとの親善試合(オスロ)となる。
ドゥンガ氏はMFとしてワールドカップ(W杯)に1990年から3大会連続で出場。94、98年は主将を務め、94年は優勝、98年は準優勝した。95~98年には磐田に所属し、97年に初のJリーグ年間優勝に導いた。
W杯ドイツ大会でブラジルを率いたパレイラ前監督は19日、準々決勝で敗退した責任を問われて辞任。Jリーグ鹿島アントラーズのアウトゥオリ監督らが後任候補に取りざたされていた。(共同)
毎日新聞 2006年7月25日 9時07分 (最終更新時間 7月25日 9時30分)