社会人野球のクラブチーム「茨城ゴールデンゴールズ」は、チームに所属していたお笑いタレントの山本圭一さん(38)が少女に性的暴行を加えた疑いで警察に事情聴取された問題で、加盟する日本野球連盟に山本さんの処分などを文書で報告し、謝罪した。
同連盟によると、茨城GGは山本さんを18日付で除名(選手登録を抹消)し、山本さんとの飲酒の場に同席していた別の2選手についても当分の間、謹慎させる。また、球団として当事者におわびしたいとしている。【大矢伸一】
◇萩本さんの一問一答は次の通り。
--選手もファンも存続を喜んでいる。
悩んだり、困ったりどうしたらいいだろうと思っていた。外へ出(て試合をし)たら、すぐに解決したね。
--相当悩んだか。
辞めるということが、どのぐらいの迷惑がかかるのかと。チームはきっとまたどこかでやればいい、1年か2年か後にやればいいと思っていた。簡単にサヨナラと言ったって、新しくできた(球場の)ベンチにサヨナラするわけにはいかない。そういうところ(応援してくれる地元など)に心配かけ、迷惑をかけた。その人らに対しては、(存続という結論を出せて)ホッとしている。
--波紋が広がり、大きな影響力があると感じたのでは。
正直、テレビも新聞も見るのが怖かった。
--これで責任を取ったことになるのか。
個人的には責任を取ったという気分はない。辞めるということで、相手の方に申し訳ないという100%の思いを表した。今も申し訳ないと思う。これでいいのかとも思う。この4日間、すげえ申し訳ないと思ってたが、また野球をやって喜ぶ人の顔がたくさん見られる。オレはユニホームを着るよという方を声を大にして言いたい。みんなありがとう。
--完全復活、ということでいいのか。
もう復活です。誰が何と言っても復活なんだから。とんでもない話が出てきたらまた辞めたくなるが、辞めたりやったりではいけない。何があっても、死ぬまでやる。
--今後は迷惑をかけたスポンサーや関係者に何か報告をするのか。
これからどれぐらい(多く)の人に「申し訳ありません」と「ありがとう」を言いに回らなきゃならないのか。1人ずつ、あしたから2週間ぐらいかかると思う。
毎日新聞 2006年7月22日 19時18分 (最終更新時間 7月22日 21時27分)