凡人、変人、軍人が争ったこともあった。谷垣禎一氏は何人なのか。人品穏やか、没個性だけでは命名しようがない。ヒデじゃないが「総裁探しの旅」に出たのだから、違いにこだわれ。
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判決理由は「要求が著しく相当性を欠く」。勤務中、同僚女性に「俺のヒゲを抜け」と要求した男に賠償金支払い命令。うちの女房にゃヒゲが……あっても、世の亭主は「抜こうか」と言えず耐えている。男の風上に置けない。
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「従来から」競争で「一番最後」を追いかけてばかりだが「あとで後悔」などしたことない。この重複表現を「気にならない」が50~74%(文化庁調査)。ずぼらな筆者も書いた気するなあ。
毎日新聞 2006年7月28日