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海保巡視艇:ボートに追突、1人重傷 長崎・佐世保

6日午前8時半ごろ、長崎県佐世保市の大村湾で、佐世保海上保安部所属の巡視艇「あいかぜ」(26トン、橋口正人船長ら4人乗り組み)がプレジャーボート(全長約5メートル)に追突。ボートに1人で乗っていた同県川棚町百津郷、無職、福田常作さん(68)が海中に転落し、肋骨(ろっこつ)と骨盤を折る重傷を負った。

 佐世保海保によると、福田さんが救命胴着を着用していなかったため、海技免状を確認しようと、両船が同町内の船だまりに向けて動き始めた直後、巡視艇の船首がボートの後部に追突し、福田さんが海に転落。巡視艇乗組員が福田さんを海から引き上げた。

 第7管区海上保安本部(北九州市)は巡視艇側の見張り不十分が原因とみて、乗組員から業務上過失往来危険と業務上過失傷害の疑いで事情を聴いている。【近松仁太郎】

毎日新聞 2006年8月6日

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