ソフトウエア世界最大手、米マイクロソフト(MS)のビル・ゲイツ会長夫妻が運営する「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ基金」は9日、「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」(本部ジュネーブ)に5億ドル(約575億円)を寄付すると発表した。ロイター通信が伝えた。
同基金は発展途上国におけるエイズなど3大感染症対策を支援する目的で02年に設立されたが、資金不足に悩まされており、今回の寄付は設立以来最高額という。13日からカナダ・トロントで開かれる国際エイズ会議に先駆けて発表された。
ゲイツ氏は6月にMSの会長職を2年後に退き、同財団の運営に専念すると発表している。(ニューヨーク共同)
毎日新聞 2006年8月10日