家庭内暴力に耐えかねて長女を殺害したとして、警視庁町田署は14日、東京都町田市山崎町、会社員、佐久間忍(50)と妻でパートタイマーの加代子(50)の両容疑者を殺人容疑で逮捕した。
調べでは、両容疑者は今月11日午前7時半ごろ、自宅で、就寝中の長女でアルバイトの由香さん(21)の胸や腹などを包丁で数回刺して殺害した疑い。「今月に入って娘が家庭内暴力をするようになり、二人で相談して殺害を決めた」と容疑を認めている。
両容疑者は殺害した翌日、自殺しようと富士山周辺の樹海へ向かったが実行できず、13日夕に山梨県警富士吉田署に自首した。両容疑者は長女と3人暮らし。【古関俊樹】
毎日新聞 2006年8月14日