花火の音に腹を立て散弾銃を発砲したとして、茨城県警日立署は14日、同県日立市十王町、無職、根本隆容疑者(67)を暴力行為と銃刀法違反(発射)の疑いで逮捕した。
調べでは、根本容疑者は13日午後7時半ごろ、自宅近くの農道で花火をしていた同市内のとび職の男性(36)に「うるせえ」などと怒鳴りながら散弾銃を2発発射し、脅した疑い。弾は当たらず男性にけがはなかった。
男性は同日午後7時ごろから男性の長男(4)ら3人と手持ち花火や打ち上げ花火をしていた。事件時、長男らは自宅に戻っており、男性1人だったという。根本容疑者は県公安委員会から許可を受け、昨年7月から散弾銃を所持。主にクレー射撃に使っていた。根本容疑者は「花火の音がうるさくてやった。一度注意したのに、(男性が)聞かなかった」などと供述しているという。【山崎理絵】
毎日新聞 2006年8月14日