日本高校野球連盟は1日、全国高校野球選手権(6日開幕、甲子園球場)の始球式を、人命救助で社会貢献した京都府立久美浜高(京丹後市)野球部3年生の田中健太、松田弘晃、田家源也、小坂一文各君で行うと発表した。4人は昨年12月の練習帰りに、水路に転落していた当時84歳の女性を協力して救助した。始球式も4人の「連係プレー」で行う。
高野連などによると、当初は学校も彼らの活躍を知らず、女性の親族からお礼の連絡があって分かったという。田家君は「当たり前のことをしただけ。甲子園に行けることになってびっくりです」と話している。同校は今年の府大会では1回戦で敗退した。(時事通信社)
毎日新聞 2006年8月1日