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長野知事選:村井氏「見せかけのガラス室に入りたくない」

作者:藤原章博…  来源:mainichi-msn   更新:2006-8-7 13:24:19  点击:  切换到繁體中文

 
当選から一夜明け、会見で記者の質問に答える村井仁氏=長野市高田で7日午前10時59分、尾籠章裕写す
記者会見する長野県の田中知事=長野県庁で7日午前11時2分、小林努写す

 現職の田中康夫氏(50)が、新人の元防災担当相、村井仁氏(69)に敗れた長野県知事選。開票から一夜明けた7日朝、両氏は朝から会議や支持者回りに追われた。田中氏の県政改革の象徴だったガラス張り知事室について、村井氏は「見せかけだけの部屋には入りたくもない」と廃止の意向を表明。一方、田中知事はこの日もガラス張り知事室に県幹部を集め、定例の会議を開いた。

 村井氏は7日朝から県議や各種団体をあいさつ回りし、その後、選挙事務所の閉所式に出席した。記者会見では「喜びよりも責務の重圧を感じている」と緊張した表情。ガラス張り知事室については「視界は透明だったが、田中さんの政策決定過程は不透明」と批判した。

 一方、敗れた田中知事は午前9時半過ぎにタクシーで県庁に登庁。ガラス張り知事室で部長会議を開き、身ぶり手ぶりを交えて災害対策や県政の引き継ぎスケジュールを話し合った。会見では「月1回だった部長会議も毎週開き、その内容もホームページで公開されている。この6年間、県職員が県民のために奉仕する気持ちが生まれたことは喜ばしいこと」と実績を強調した。【藤原章博、川崎桂吾】

毎日新聞 2006年8月7日


 

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