内閣府は30日、8月の地域経済動向を公表した。近畿の景況判断について、鉱工業生産と個人消費の改善を受け、前回5月の「緩やかに回復している」から「回復している」に上方修正した。
設備投資の過剰感は全地域で改善、東海では設備不足感が強まっている。個人消費は、北関東、北陸、近畿で改善したが、北海道や東北は依然、「おおむね横ばい」にとどまっている。
近畿以外の地域の景況判断は、▽力強く回復している(東海)▽回復している(北関東、南関東、北陸、中国、沖縄)▽緩やかに回復している(四国、九州)▽持ち直している(北海道、東北)--で前回と同じだった。【尾村洋介】
毎日新聞 2006年8月30日