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アスパラ:栽培の最盛期 大忙し北海道美唄市の農家

 伸びたアスパラの太い茎の根元に顔を出した若い茎。「立茎(りっけい)栽培」されたグリーンアスパラの収穫が北海道美唄市茶志内地区で最盛期を迎えている。

 アスパラの通常の収穫期は4月下旬から6月中旬。そのまま、茎を伸ばしておくと、2~3カ月で高さ2メートル近くまで成長する。この時期に根元に発芽する若い茎を収穫するのが立茎栽培だ。

 竹林のように伸びた親茎が活発な光合成を行うことで若い茎の成長を促し、良質のアスパラになる。約10年前から同市内の72戸の農家が栽培に取り組んでおり、作付面積は約45ヘクタール。

 茶志内3区の内山農園=内山彰さん(55)経営=では、午前8時ごろからアルバイトの主婦4人と内山さんの妻道子さん(53)がお昼ごろまで収穫作業に大忙し。薄緑色のアスパラを次々と刈り取っている。農協を通じて札幌市内の卸売市場へ出荷される。

【吉田競】

毎日新聞 2006年9月12日

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