母親を虐待して死なせたとして、警視庁捜査1課と石神井署は13日、東京都練馬区西大泉3、無職、船橋誠容疑者(45)を傷害致死容疑で逮捕したと発表した。「母の行動が鈍くなり、言うことをきかなくなったので殴った」と供述している。
調べでは、船橋容疑者は8月下旬、同居する実母の伸(のぶ)さん(77)の顔を殴るなどしたうえ、ほとんど食事を与えず、今月7日に衰弱死させた疑い。同日になって容体が悪化、船橋容疑者から相談を受けた知人が通報して病院に搬送したが、死亡した。
船橋容疑者は伸さんと2人暮らしで、7月ごろから殴る、けるなどの暴行を繰り返していたという。【川上晃弘】
毎日新聞 2006年9月13日