交差点で路線バス(右)に衝突し、車体の前方が壊れた乗用車=奈良市三条添川町で5日午前10時33分、青木絵美写す
5日午前9時55分ごろ、奈良市三条添川町の県道交差点で、乗用車に乗った覚せい剤取締法違反容疑者を県警機動捜査隊の巡査(31)が発見、職務質問をしようと後部座席に乗り込んだ。乗用車は急発進し、走行中の奈良交通の路線バスに衝突。男と巡査は重傷。バスの乗客・乗員19人のうち17人が負傷し、同市内の県立奈良病院など6病院に運ばれた。いずれも軽傷という。
奈良署によると、男は京都府内に住む無職、中谷匡浩容疑者(31)で逮捕状が出ていた。乗用車は約300メートル北進して交差点に入り、東向きに進んでいたバスの右横に衝突したという。