いじめで同級生に熱湯をかけてやけどをさせたなどとして、兵庫県警美方署は27日、同県香美町の県立香住高校(368人)1年の男子生徒4人を傷害容疑で逮捕した。1人は関与を否定しているという。樋口忠幸校長は、今回の事件も含め同校寮では、生徒2人が7人から2カ月にわたりいじめられていたことを明らかにし、「再発防止に努めたい」と謝罪した。
調べでは、4人は昨年12月12日夜、同校生徒寮風呂場で、同級生の男子生徒(15)の背中に、熱湯をかけたり、殴ったりして全治6カ月のけがをさせた疑い。
同校によると、この被害生徒ら2人が昨年10月ごろから、殴り合いをさせられたり、熱湯をかけられたりするいじめを受けていた。重傷を負った生徒は退寮したが、ショックを受けて通学できない状態。もう1人の生徒にけがはないという。
逮捕された4人を含む7人は、3週間の停学などの処分を受けた。【山口朋辰】
毎日新聞 2007年2月27日 22時05分 (最終更新時間 2月28日 2時04分)