米フリップスタート・ラボは7日(米国時間)、文庫本サイズの超小型パソコン「フリップスタート」を発表した。同社は米マイクロソフトの創業者だったポール・アレン氏が設立した企業。携帯電話のようにサブディスプレーがあり、ふたを開けなくてもメールなどを読めるのが画期的だ。
小型ながらもウィンドウズ・ビスタ・ビジネスまたはウィンドウズXP・プロフェッショナルを搭載した本格的なパソコン。5.6インチ型のメーンディスプレーのほかに、外側にも1.8インチのサブディスプレーがあり、メールやアドレス帳、スケジュール帳を確認できる。
サイズは横約15センチ、縦約11.4センチ、厚さ約3.4センチで、重さは約680グラム。通常のパソコンと同じQWERTY配列のキーボードがあり、両手の親指を使って入力できる。プロセッサーは米インテルの超低電圧版ペンティアムM(1.1GHz)、ハードディスクは30GB、メモリーは512MB。
通信機能は無線LAN、ブルートゥースを内蔵する。バッテリーの持続時間は1~3時間、大容量タイプを使用すれば3~6時間。27日から1999ドルで販売する。【南 優人/Infostand】
フリップスタート
http://www.flipstart.com/
2007年3月8日