第79回選抜高校野球大会の大会本部は8日、出場する大阪桐蔭(大阪府大東市)の練習試合の取材を一部規制すると発表した。10日解禁される練習試合で、高校通算68本塁打を放っている中田翔選手(2年)らへの取材申し込みが殺到しているため。大会本部が練習試合の取材を規制するのは初めて。
練習試合は10日午後2時、大阪市此花区の舞洲ベースボールスタジアムであり、大阪学院大高と対戦。大阪桐蔭によると、テレビと新聞の計8社から取材申し込みがあり、相談を受けた日本高野連が関西運動記者クラブ、関西写真記者協会と協議して要綱を作成した。
要綱では、監督や中田選手への取材時間、取材位置などを制限。15日の組み合わせ抽選会や22日の開会式リハーサルでも一部規制する予定。
日本高野連の田名部和裕参事は「(“ハンカチ王子”フィーバーの)昨夏の熱気がセンバツでも続いているのだろう。混乱して選手に影響があってはいけないので、双方に配慮したルールをつくった」と説明している。【千葉修平】
毎日新聞 2007年3月8日 19時17分 (最終更新時間 3月8日 20時42分)