カヌー競技の選手の飲料に禁止薬物を混入させるなどして競技活動を妨害したとして、石川県警は27日、ライバルだった鈴木康大選手(32)を偽計業務妨害の疑いで金沢地検に書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。鈴木選手は容疑を認めているという。県警は起訴を求める「厳重処分」の意見書を付けた。
「このままでは東京五輪は…」禁止薬物混ぜた選手に焦り
陽性反応、真っ先に相談した相手は… カヌー薬物混入
選考基準?家族の重圧? まじめなカヌー選手の愚行なぜ
捜査関係者によると、鈴木選手は昨年9月、石川県小松市であったカヌー・スプリントの日本選手権に出場した際、200メートルで1位だった小松正治選手(26)の飲料ボトルに禁止薬物を混入したり、小松選手のパドルや練習で使用するGPSを隠したりして、競技を妨害した疑いがある。