筑波大発の宇宙ベンチャー企業が、結婚記念のプレートを超小型衛星に積んで宇宙に放つサービスを始める。同社が製作する衛星に載せて来年末、国際宇宙ステーション(ISS)から放出する。衛星は約2年間、地球を回り続ける。
サービスを始めるのは、筑波大生による超小型衛星「結(ゆい)」の製作を指導した亀田敏弘・同大准教授が起こした「ワープスペース」(茨城県つくば市)。地元ホテル「オークラフロンティアホテルつくば」と提携し、7月末から予約受け付けを始めた。
同ホテルで挙式する新郎新婦を対象に、長さ1・8センチ、幅0・8センチのチタン製プレートに名前などを刻んでもらう。これを1辺10センチの立方体型の超小型衛星に最大600枚入れ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などのロケットを使ってISSに運ぶ予定。プレートは衛星ごと燃え尽きるので、宇宙のゴミになる心配はないという。
申込者にはISSの宇宙飛行士…