「ソウルの女王」と呼ばれ、16日に死去した米歌手アレサ・フランクリンさんを悼み、ニューヨークの地下鉄「フランクリン通り駅」の駅名表示に何者かが「アレサ」と落書きで書き加えた。パワフルな歌声で人々の心を揺さぶったフランクリンさんを惜しむ声は強く、地下鉄当局は「すぐに消す予定はない」としている。
ソウルの女王アレサ・フランクリンさん死去 76歳
アレサ・フランクリン、大いなる喪失 人種と女性の象徴
米紙ニューヨーク・ポストが伝えた。16日は交流サイトなどで知った人たちが落書きを一目見るために同駅を訪れていたという。フランクリンさんの代表曲としては「リスペクト」が知られるが、同紙によると、コメントを求められた地下鉄の広報担当者はこの曲名にちなみ「リスペクト(尊敬)」と答えたという。(ニューヨーク=鵜飼啓)