群馬県太田市の清水聖義市長が25日にあった防災訓練のあいさつで、県の防災ヘリコプター「はるな」が墜落し、乗員9人全員が死亡した事故について「防災をやる者が自爆して全くお粗末だと私は思った」などと発言していたことが市や参加者らへの取材でわかった。
市などによると、防災訓練には県内外から関係者700人以上が参加。清水市長は、防災訓練に参加する予定だった防災ヘリはるなに触れる中で「お粗末だ」との発言をした。その後、「乗っていた方には本当にお気の毒に思う」とお悔やみの言葉も続けたという。
清水市長は市を通じて「話したつもりはないが、無意識に言葉に出てしまったのかもしれない。事故に遭われた方々に関する発言では絶対にないが、私の言葉が誤解され、不快に思われた方がいたら大変申し訳ない」などとするコメントを出した。(長田寿夫)