クリスマス商戦に向けて流通業者が製品を見定める「クリスマスおもちゃ見本市2018」が5日、東京都内で始まった。2020年にプログラミング教育が小学校で始まるのを控え、「論理的思考力」をテーマにした知育玩具が注目を集めた。 見本市には、メーカー47社、流通問屋8社が参加し、約1万点が出展された。6日までの2日間で小売業者ら1万人の来場を見込んでいる。業界関係者が「クリスマスに売りたいおもちゃ」を「ゲーム・パズル」など5部門で選び、発表した。 「知育・幼児玩具」部門の1位は、くもん出版の「ロジカルルートパズル」(希望小売価格は税別3300円)。ボールと同じ色のゴールに入るように直線と交差のピースを組み立て、ボールが転がる道を考えるパズルだ。担当者は「子どもの論理的な思考力が養える」と紹介する。 同部門の3位は、学研ステイフルの「カードでピピッとはじめてのプロミラミングカー」(税抜き5980円)。地図の上の車に「まえ」「とまる」などと書かれたカードをかざして、進む方向やライトの点滅などを命令する。事前に考えた道順通りに車を走らせるおもちゃだ。「(科学や技術、工学、数学を重視する)STEM(ステム)教育の始まりとして、子どもが筋道を立てて考える力がつく」(開発担当者)。小学校でのプログラミング教育の必修化を不安に思う親子の購入を想定する。 バンダイが昨年実施したアンケートでは、親から子どもへのプレゼントとして知育玩具がゲームソフトと並んで1位に。同社の広報担当者は「幼少期から学びにつながる玩具を渡したいという親心を感じる結果。今年のクリスマスでも人気になりそうだ」としている。 見本市は6日まで。入場は業界関係者のみで、一般客の来場はできない。(長橋亮文) |
クリスマス商戦へ知育玩具で論理的思考力 見本市始まる
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