北海道発祥のコンビニエンスストア「セイコーマート」(セコマ、本社・札幌市)の店舗網のうち茨城、埼玉両県内の93店で6日、電子マネーやクレジットカードでの支払いができない状態になった。同社関東事業本部によると、北海道で6日未明に発生した地震の影響で、同日夕の時点では「復旧のめどは立っていない」という。
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セコマは道内を中心に約1100店を展開。茨城では84店、埼玉では9店が営業している。
水戸市河和田1丁目の赤塚南店では、交通系ICカードや電子マネーなどでの決済に加え、公共料金の支払い、ゆうパックの受付もできなくなっていることを伝える紙を入り口のガラスに貼り出した。
北海道で震度7、道内の被害状況は
関東事業本部は取材に対し、「本社のホストコンピューターがダウンしたのが原因。お客さまには、しばらく不便をおかけすることになり、申し訳ない」と話した。一方、本社の広報室は「道内の店舗も本社も停電が続いており、対応が追いついていない。茨城の店で現金以外での決済ができなくなっているという情報も、複数の報道機関から寄せられているが、社内からは情報が上がってきていない」と話した。(佐藤仁彦)