河野太郎外相は13日、訪問先のハノイで国際会議の討論会に参加し、米国と中国の通商紛争を念頭に「貿易戦争で多国(間)主義が脅かされている」と懸念を示した。
環太平洋経済連携協定(TPP)の重要性も指摘。米国を除くTPP11について「おそらく今年末には発効するだろう」としたうえで、「米国にとっても最善の選択だ」と米国の参加を呼びかけた。
また、インド太平洋地域の重要性にも触れ、「ルールに基づく海洋秩序を守らなければいけない。質の高いインフラや法の支配、開かれた透明性のある仕組みが必要だ」と強調した。