自民党の石破茂元幹事長(発言録)
ロシアにどんなに経済協力をしても、(大統領の)プーチンさんは領土を返さない、はっきりそう言っている。前からはっきりそう言っている。経済協力をすれば領土はやがて返ってくるだろう、そんなことを言ってはいけない。
領土というのは国家主権をかけた争いなのであり、政府は安易な妥協をするはずはない。だけど、プーチンさんにそういうことを言わせて、そしてみんなの前でそういうことを言われて、本当にそれでいいか。我々はもっと、この領土問題に国家の威信をかけて全力で向かっていかねばならない。
来年は参議院選挙、統一地方選挙もある。自民党はモノを言わなくなった、おかしいなと思っても言わなくなった、そういう自民党になることを一番恐れている。自民党が恐れなければならないのは国民だ。国民の気持ちが離れてしまった時、また政権を失うことになる。自民党にかわる政党がない以上、自民党が終わる時は日本国が終わる時だ。(13日、長崎市での街頭演説で)