学校法人「加計学園」の加計孝太郎理事長は7日午後2時から記者会見を開いた。愛媛県今治市での獣医学部新設をめぐり、愛媛県の文書に記されていた2015年2月の安倍晋三首相との面会について、学園事務局長による「勇み足」によって「誤解を招くことを言った」と話し、「学園として心からおわび申し上げる」と謝罪した。6月に岡山市の学園内で初めて会見した際と同じ趣旨の説明を繰り返した。
柳瀬氏証言・県文書…首相面会否定の加計氏、何を語るか
加計氏は、県文書の記載当時は、獣医学部新設計画が進まず、愛媛県や今治市に暗いムードが漂っていたと説明。常務理事でもある渡辺良人事務局長が「ことを前に進めるために、誤解を招くようなことを言った」と説明した。
県が今年5月に参院予算委員会に提出した文書には、「加計学園から理事長と安倍(晋三)首相との面談結果等について報告したい」と学園から申し出があり、2015年3月3日に学園と県が打ち合わせた▽打ち合わせでは、同年2月25日に理事長と首相が面会し、首相から「新しい獣医大学の考えはいいね」とコメントがあったと学園が報告した――などと記載されていた。
学部新設計画を知ったのは「1…