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東京五輪の体操、日独仏社製の器具に 中国製に選手苦戦

東京五輪の体操競技で使われる器具は、日本、ドイツ、フランスの3カ国のメーカーでつくる共同事業体のものを使用すると内定していることが12日、分かった。大会組織委員会の幹部が明かした。


五輪で使用する体操の器具は、国際体操連盟(FIG)が提案する選択肢の中から、組織委の審査委員会が決定する。今回は世界選手権と同じ中国の会社と、日、独、仏の3社で構成された共同事業体の2択で、組織委の幹部は「価格や生産管理体制など、総合評価で選んだ」と説明した。


器具を巡っては、今月3日に閉幕した世界選手権(ドーハ)で中国社製のものが使われ、日本選手が対応に苦戦。2008年北京五輪以来の金メダルなしに終わった。


特にゆかは反発力が弱く、強くけらないと弾まないため、ゆかを得意とする白井健三(日体大)は「心が折れる器具」と嘆き、難度を落とす決断をした。FIGの関係者によると、大会中に行われたコーチ会議でも、各国の指導者から「ゆかが弾まない」という声のほか、あん馬や跳馬の器具についても否定的な意見が出たという。


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