秋田大は14日付で、大学院医学系研究科に所属する30代の男性職員を3カ月間の停職処分にした。所属講座で実施していた実験を故意に妨害したという。15日、大学が発表した。
秋田大によると、この職員は4月5日から5月11日にかけて複数回、講座で培養していた細胞の培養容器などに漂白剤を混ぜ、細胞を死滅させて、実験の進行を妨害したという。学内に設置した調査委員会に対し、この職員は「上司の言動を不快に思った」などと動機を話しているという。
大学は「研究者としてあるまじき行為。大学の業務運営に支障を来し、秩序や規律を乱す行為」とし、再発防止と信頼回復に努めていくとしている。