雑貨大手のフランフラン(東京都渋谷区)が23日、京都・祇園に「マスターレシピ京都祇園店」(京都市東山区)を開店した。金閣寺の修復の際に出た古材を使った木工品など、素材やその由来、製法にこだわった新ブランド「Master Recipe(マスターレシピ)」を専門に扱う国内1号店だ。
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マスターレシピは同社が昨年立ち上げたブランドで、素材や製法に「ストーリー」が感じられる商品を集めたもの。京都祇園店には、京漆器の酒器や越前焼の皿など日本各地の伝統工芸品や、世界約20カ国の素材や技術を用いた雑貨など計約550種類が並ぶ。
高島郁夫社長は22日の内覧会で「世界の優れた品を、世界中から人が集まるグローバルな京都から発信したい」と話した。
京町家風の店舗は、デザイナーの森田恭通(やすみち)さんが手がけた。外国人観光客らでにぎわう祇園の目抜き通り、花見小路通の近くにあり、営業時間は午前11時から午後7時まで(不定休)。問い合わせは同店(075・551・7100)。(佐藤秀男)