今年のノーベル平和賞が10日、ノルウェーのオスロで、紛争下の性暴力撲滅に尽力した2人に授与される。過激派組織「イスラム国」(IS)による「性奴隷」の実態を告発した受賞者のナディア・ムラドさん(25)には、望まぬ妊娠をさせられた同胞女性たちがいる。被害者たちは、国際社会の関心と支援を求めている。 ISの娘を残し帰国「ごめんね」 平和賞が照らす性暴力 「いっそ殺して」男6人から性暴力 世界に暴かれた実態 「レイプは性的テロ、防ぐ闘いに参加を」平和賞の医師 イラク北部ドホークの避難民キャンプで暮らすヤジディ教徒で、今年のノーベル平和賞を受けるナディア・ムラドさん(25)と同郷のラナさん(32)は11月、ひざに乗せた息子(3)を見つめながら語り始めた。 「たとえ父親が自分たちの社会… |
出生の秘密隠しても…IS性暴力被害女性「この子守る」
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