大学生たちを前に講演するロンドンビジネススクールのリンダ・グラットン教授=2018年12月7日午前、東京都渋谷区の聖心女子大、仙波理撮影
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テクノロジーが進化し、寿命もますます延びる未来に、私たちは働き方や生き方、人間関係まで変えなくてはならない。そう提唱して「人生100年時代」ブームを起こした「ライフ・シフト」の著者リンダ・グラットンさんが来日した。変わりたくても目の前の仕事と育児を続けるだけで精いっぱいの記者が、人生相談をした。
――これから私たちの生き方と働き方が大きく変わると説いた著書がベストセラーになりました。
「主に三つの変化を予想しました。まず寿命が長くなり、60代を過ぎても働き続ける人が増えるでしょう。また、技術は飛躍的に発展し、人間の働き方を変えます。さらに家族のあり方は多様になり、女性が仕事で担う役割は大きくなる一方、男性が家庭で過ごす時間は増えるでしょう」
人生100年時代。子どもに英語やプログラミングを学ばせた方がいいのか、大学では何を勉強させるべきか。子育て中の記者がたずねました。
――私には1歳の息子がいて、長寿化の影響が気になります。
「100歳を超えて生きる人は…