日本ハムは、養豚場の管理に人工知能(AI)を導入する。豚舎やブタの状況をリアルタイムで把握し、事務所にいながら、病気や発情の兆候をいち早く察知できるようになるという。
豚舎には、カメラやマイク、温度や湿度を感知するセンサーを取り付ける。カメラが映す映像やマイクが拾う鳴き声、センサーで集めたデータは、無線通信で伝えられ、事務所にいる作業員が確認できる。さらにこのデータをAIが解析し、ブタの健康状態や、発情の兆候を判断するという。
NTTデータと協力し、北海道網走市の養豚場で今月から試験的に始め、来年春の実用化を目指す。
厚生労働省によると、飼育作業…