2016年9月末に閉店したJR柏駅東口のそごう柏店(千葉県柏市)について、三井不動産が取得した同店の土地・建物のうち、「第1駐車場」跡地に21階建ての高層マンション建設が計画されていることがわかった。旧そごう柏店の関連施設で跡地活用が具体化したのは初めて。
三井不動産に旧そごう柏ほぼ売却 跡地めど立たず
三井不動産によると、1階部分は店舗にする予定。一方、駅前にある本館の跡地の活用方法はまだ決まっておらず、同社の担当者は「そごうの跡地のプロジェクトとは別で、通常のマンションが建つ予定だ。青写真の段階で階数などの変更もありうる」としている。
第1駐車場は7階建てで、本館から北側に少し離れた場所にあり、今年8月から解体工事が始まっている。計画では、マンションの敷地面積は約3400平方メートルで、地上21階の建物の高さは約65メートル。分譲マンションで住戸数は194戸。1階店舗のテナントは決まっていないという。事業者は子会社の三井不動産レジデンシャル。着工は来年7月末で、完成は21年10月末の予定になっている。
旧そごう柏店は、同店を運営していた「そごう・西武」が本館(地上14階、地下1階)の7割の土地・建物と別館2棟の一部、第1駐車場を所有し、地元の地権者が本館の3階以下を所有していた。
三井不動産はそごう・西武の所…