お正月に食べる機会が多くなるお餅。これからの時期は例年、のどにつまらせての窒息事故が多くなるとして、消費者庁が26日に注意を呼びかけた。
同庁が東京消防庁管内の事故を分析したところ、2016年は餅による窒息で年間88人を救急搬送。1月が約3割にあたる27人で最も多く、12月も8人いた。高齢者は、かむ力やのみ込む力が弱くなるため、より危険が高まるという。
消費者庁は、餅を食べる際は、小さく切っておく▽食べる前にお茶や汁ものを飲んで、のどを潤しておく▽よくかんで、唾液(だえき)とよく混ぜ合わせてからのみ込む――ことなどを呼びかけている。(野村杏実)