全国各地の百貨店で2日に初売りがあり、多くの客が福袋やセール品を目当てに集まった。「平成最後」の初売りに多くの人が集まり、関連づけた福袋を売り出す店もあった。
高島屋大阪店(大阪市)では、同日午前2時から並び始めた客が広報発表で約8千人にも及び、予定を20分早めて同9時10分に開店した。用意した福袋は昨年より1万個以上多い、約5万5千個。大阪府東大阪市の宮下俊子さん(83)は、かばんやタオルの福袋を手に「平成最後ということで、家族と一緒にいいものを買おうときました」と笑顔だった。
平成期を振り返る商品を売る百貨店もあった。大丸梅田店(大阪市)では「平成といえば、お笑いブーム」とし、吉本新喜劇の体験や鑑賞ができる福袋(1人あたり税込み5千円)を50人限定の抽選で用意。阪急百貨店うめだ本店(大阪市)も「平成に流行したイタ飯」を取り上げ、イタリア料理のレッスン(限定8人、税込み1万7280円)を体験型の福袋としてネットで売り出すなどしていた。(久保田侑暉)