10連休中も休みません――。大垣共立銀行(岐阜県大垣市)の土屋嶢頭取は9日、4~5月の大型連休中も愛知・岐阜の一部店舗の営業を続ける方針を明らかにした。多くの金融機関の窓口が閉まる連休中でも、相談や入出金が必要な顧客のニーズに応え、他行との差別化を図りたい考えだ。
窓口を開くのは愛知県と岐阜県で10店舗を構える「エブリデープラザ」。年中無休を売りに大型商業施設内などに店を構えており、例年にない大型連休になる今回も行員が入出金や相談業務に応じる。
今回の大型連休をめぐっては、多くの金融機関が対応を検討中。「夜間金庫がいっぱいになってしまう」「振り込みなどのデータが連休明けにさばききれないのでは」(いずれも愛知県の金融機関幹部)など、事務やシステムの面から影響を不安視する声が上がっている。(山本知弘)